私が少年だった頃、熱血柔道家の漫画がありました。主人公は「風 大左衛門」です。
彼が泣くときは、男として涙をこらえるのでしょうか、酷く粘着質な涙で落っこちません。ぶらーんと垂れ下がっています。それをいつもこの記念碑を見たら思い出すのです。
戦前、沖縄本島南端の村、「具志頭村」で作られた歌に「あしみじぶし」があります。
漢字では、「汗水節」です。
実は、これ、「地下ダムポンプ室」の前にあるもので、本物の「汗水節」の記念碑は別のところにあります。
これがそれです。
歌の趣旨は、勤労啓蒙です。
数年前、この歌の後世に残そうと、記念碑が建立されました。
それをご紹介します。
歌。(現代誤訳)
1、 汗水流し働く人の
その心の嬉しさは 働かない者は知ることがない
2、 一日一厘 百日に十銭
守って忘れるな 昔の言葉
3、 朝から晩まで働いて 貯まっていくお金は
あたかも若松の盛りが年を追う様だ
4、 心を若くして朝から晩まで働けば
五十歳六十歳になっても二十歳のようだ
5、 年を忘れて育ててきた我が子
学問を広げる者になって欲しいものだ
6、 全ての人のためも 自分のためと思って
勇気を奮って力を尽くしてください